弊社は、テレビやライブコンサートで演奏されるアニメやアイドルの歌もの楽曲やアニメやドラマなどの劇伴、ゲームやCMなどに使用されるBGMなど、要望によって、様々なかたちの音楽を制作・コーディネイトしております。
以前、アニメ作品の劇伴・BGMの制作の流れについては紹介させて頂きましたが、今回はアニメの主題歌やキャラクターソング、アーティストやアイドルなどが歌唱される、歌もの楽曲制作の流れについてご紹介します!
歌もの楽曲制作の流れ
<1>楽曲の方向性、予算、大まかなスケジュールの確認
まず作りたい楽曲のコンセプトに合わせて、「アップテンポで激しいバンドサウンド」「ドラマチックでストリングスなどがはいった豪華なイメージのバラード曲」「電子音がピコピコしている賑やかな楽曲」など、大まかな楽曲の方向性をお伺いします。具体的にイメージに近い参考楽曲などあれば、その楽曲を提示頂いたりすることも多々あります。
その他に男性、女性歌唱などのキーや歌い手の人数の確認や、アニメやゲームの主題歌とかであれば、使用される楽曲の尺(アニメのオープニング/エンディング曲は89秒が多い)も確認します。
<2>デモ第1稿制作(1コーラスデモ提出)
楽曲によってはフルコーラスで提出する場合もありますが、1コーラス(例 : Intro-A-B-サビ-Outro)デモを作りまして、楽曲の方向性やサウンド感、構成などこのまま進めて問題ないか確認します。大枠問題なければ修正、ブラッシュアップ作業進めてフルサイズ作業に移ります。
楽曲を1曲で決めきれない場合などは、コンペ形式で色々な作曲家から何曲か楽曲を集めて、そこから楽曲を決める場合もあります。
<3>フルサイズデモ制作、作詞
フルサイズのデモ制作を進めつつ、作詞作業に入ります。作詞家は曲の雰囲気をみて弊社で得意な作詞家をコーディネイトさせて頂く場合や、最初のデモ制作時の仮歌詞の世界観が良ければ、そのまま作曲家が歌詞を書く事もあります。
曲のコンセプト同様、歌詞の世界観、作品の軸となるようなキーワード(例 :卒業、戦い、宇宙 etc.)、キャラクターソングとかであれば一人称(僕、俺、私)や二人称(君、あなた)など、細かい要望を確認していきます。
<4>仮歌を入れて資料作成、レコーディング準備
フルサイズのアレンジ、歌詞がFIXしましたら、仮歌を入れて歌い手に渡す資料を作成します。その時に必要であれば譜面や、コーラスのガイド音源なども合わせて準備します。
<5>ヴォーカル、楽器レコーディング
レコーディングスタジオにて、ヴォーカルのレコーディングをします。当日クライアントの皆さまにも立ち会い頂き、歌のディレクションが必要であれば弊社のスタッフが担当します。
要望に合わせてドラムやギター、ストリングスなど楽器のレコーディングも行い、エンジニアやミュージシャンは楽曲の雰囲気や方向性など、要望に合わせて弊社でコーディネイトします。
<6>ミックス、納品
レコーディングが終了したら、必要であれば編集作業をしまして、最終的なミックス作業に入ります。
最終的なミックス音源の確認はスタジオにお越しいただいて、その場で確認、修正する場合や、ネット経由で音源をお送りしてメール、お電話などで修正のやり取りさせて頂く場合など要望に合わせて対応します。
今回ご紹介した制作の流れはあくまでも一例ですので、スケジュールや予算など要望に合わせて対応させて頂きます。歌もの楽曲制作でお困りの際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください!