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新人作家『文愛実(ムンエシル)』~キャラクターソングの作詞について

新年明けましておめでとうございます。本年もポップホリックをどうぞよろしくお願い致します。

新年一発目の記事は、弊社が楽曲制作させて頂いたTVアニメ「ド級編隊エグゼロス」のキャラクターソングの作詞を担当した新人作家の「文愛実(ムンエシル)」のご紹介です。

2020年7月から放送されておりましたTVアニメ「ド級編隊エグゼロス」のBlu-ray&DVDが発売され、そちらの特典CDとして各巻に1曲ずつオリジナルのキャラクターソングが収録され、弊社のクリエイターが1巻〜4巻まで4曲を作詞・作曲・編曲・Guitar・Bass等で多数参加しております。

作品詳細:TVアニメ「ド級編隊エグゼロス」Blu-ray&DVD キャラクターソング

文 愛実(ムン エシル)Profile

作詞・作曲・編曲家。音楽系専門学校を卒業後、アニメ・ゲーム系クリエイターとして活動開始。2019年にゲーム「アリス・ギア・アイギス」キャラクターソング「桃歌の模型♡チュートリアル」歌:下落合桃歌(CV #谷口夢奈)の作詞・作曲を担当。

2020年 Rock oN CompanyのWeb記事「とあるDAW女の備忘録 -おしえて!コンシェルジュ- 私に足りない音源って何ですか?」に出演。バリトンサックスプレイヤーとして、ジャズバンドにも参加。funky&kawaiiが好き。

今回作詞を担当した文愛実(ムンエシル)にインタビューしてみました。

初めての作詞単体の作業

塩屋:文さんにとって初めて作詞単体のお仕事がこちらの「とびっきり☆キラリ」ですね!

文:とっても嬉しいです。ありがとうございます!

塩屋:今回は先に神谷さんの楽曲があって、そこから歌詞を付けていく作業でしたが、初めてトライしてみていかがでしたか?

文:普段は自分自身で作曲した楽曲に対して歌詞を乗せていく事が多いので、他の方の楽曲に歌詞を書く作業は緊張しました。

塩屋:いつも文さんが書いている楽曲を聞かせてもらうと、楽曲自体もそうですが、とても歌詞にユーモアがあって言葉のチョイスがいいなと思っていたので、女子高生の乙女心を表現して頂くには女性のクリエイターが良いと言う事になり文さんにお願いした用な流れでした!普段歌物の楽曲制作をする時は、今回のような楽曲先行で制作する事が多いですか?

文:私の場合は、言葉の響きも重視したいと思っているのでメロディーと歌詞が同時に出てくる事が多いです。

塩屋:なるほど!文さんの楽曲には言葉とメロディーの噛み合わせが良いのはそう言う理由があったんですね!

キャラクターを自身に憑依させて作詞

塩屋:今回はどのような流れで制作に取り組まれたんですか?

文:まず雲母ちゃんのキャラクター性をしっかり掴む為に原作マンガを全て読ませて頂きました。電車の移動中によく読んでいたんですが、いろんな意味で電車で読むのは少しヤバい作品でしたね(笑)。隣の人に横目で見られないかドキドキしながら読んでいました。

そこからしばらくすると神谷さんから楽曲デモを頂きました。デモも初めて聞いたのが電車の中だったんですが、凄く勢いがあって思わず「うわっ」と声が出るほどテンションが上がってしまいました(笑)。楽曲デモを何回も聞き込みました。

メロディーが自分の中に馴染んで来たら、雲母ちゃんを自分の中に憑依させて書くイメージで作詞を進めて行きました。

塩屋:普段楽曲制作する時も憑依型なんですか?

文:そうですね!それぞれのアーティストを研究して、毎回そのアーティストに憑依して書く事が多いです。

言葉選びに時間を掛け「ポップなエロさ」を表現

塩屋:今回の作詞の作業の中で悩んだ事・苦労した事などありますか?

文:原作や楽曲デモでイメージがバッチリ掴めて憑依出来たお陰で、方向性で悩む事は無かったです。雲母ちゃんの「美しくて強い・根気強い・強気」なキャラクター性を表現する為、言葉選びに時間を掛けて、ディレクターの方とも何度かやり取りをさせて頂き、歌詞を固めて行く作業を出来た事が楽しかったです!歌詞の表記も漢字にするか、ひらがなにするか、ハートマークを付けるかなど色々考えて書かせて頂きました。

塩屋:こだわった事などありますか?

文:Bメロの歌詞は、雲母ちゃんがお風呂や温泉に入っていて、湯気で体が隠れてチラリズム的な感じを表現しているイメージですね。下品な感じにはしたく無かったので、あくまで「ポップなエロさ」が表現出来るように頑張りました!曲全体の歌詞のテーマは「人生」です。

塩屋:そんな壮大なテーマが入っていたんですね。歌詞を見返すのが楽しみです(笑)。

音楽のルーツはアニメやアイドルの楽曲

塩屋:ここからはキャラクターソングの話から離れて、文さんの音楽のルーツを伺いたいと思います。いつから音楽にのめり込んで行ったんでしょうか?

文:中学1〜2年生ぐらいになった時に「いちご100%」や「家庭教師ヒットマンREBORN!」のアニメを見てどハマりして、アニメが好きになって行きました。中でもREBORN!の獄寺隼人くんって言うキャラクターが好きで、隼人くんのグッズを買う為に、毎週お小遣いを握りしめて秋葉原のアニメイトやとらのあなに通っていました。いろんなアニメ作品に触れて、自分自身も吹奏楽部に所属していて音楽に興味があったので、好きな作品のキャラクターソングもたくさん聞くようになりました。

そして中学3年生〜高校1年生ぐらいの時に、ネットで「ももいろクローバー」が夜に野外で車のヘッドライトに照らされながらライブをしている動画をたまたま見つけて、ももクロ始め、アイドルにどっぷりハマって行きました。私はももクロの玉井詩織さんと同い年なんですが、そんな同世代の女の子達が野外で一生懸命パフォーマンスしている事に感動して、そこから応援し始めて、楽曲を聞き込んでいる内に、いつか応援しているアイドルやアニメで自分が書いた楽曲が歌われたら嬉しいなと思うようになって曲作りを始めました。

塩屋:かなり初期の頃からももクロをチェックしてたんですね!凄い!

文:そうですね!今でもたまにふらっとライブハウスに立ち寄って地下アイドルのライブをチェックして研究しています。結構いろんなアイドルがいて面白いですし、凄く勉強になりますよ!

塩屋:そんなにアイドル好きだったんですね!確かに文さんの書く楽曲にはアイドルの人達や聞く人達の背中を押す、元気になれるような楽曲とか、展開がいっぱいある賑やかな楽曲が多いですよね。

文:確かにそうかもしれません。中学1年生ぐらいからYouTubeで面白い、楽しい動画や音楽に触れるのが大好きだったので、それが私の作る楽曲にも反映されているのかもしれません。

クオリティを上げてヲタク心をくすぐるような楽曲を

塩屋:今後の目標や夢などありますか?

文:もっともっと楽曲のクオリティを上げて、自分が応援しているアイドルや好きなアニメ作品に楽曲提供を増やして行きたいと思います!!!自分の心の中にアイドルを応援する「小さいおじさん」が居るんですが(笑)、その「小さいおじさん」が喜ぶような、ヲタク心をくすぐるような楽曲を作りたいと思います!!

塩屋:いい楽曲が作れるように一緒に頑張りましょう!!今回はありがとうございました!

今回の記事は、新人作家の文愛実(ムンエシル)をご紹介させて頂きました。文愛実に楽曲制作のご要望、アイドルソング・キャラクターソングの制作でお困りの際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください!

担当:塩屋

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