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音楽ストリーミングサービス台頭による音楽視聴環境の変化について

皆さんは、新しいアーティストや音楽を見つけたい場合に、どのようにして探しますか??

近年、音楽を聞く側のリスナーの方々の新しい音楽の見つけ方や聞き方がだんだん変化して来ております。ここ数年で新しい音楽を聞く事ができるが「音楽ストリーミングサービス」です。

今回はこちらについて書かせて頂こうと思います。

音楽ストリーミングサービスとは???

月額1,000円程度の固定料金で、約4000万曲ほどの楽曲をストリーミング*1 してスマホ・タブレット・PCで楽しめるサブスプリクションサービス*2 (略称:サブスク)です。今回の記事では「音楽ストリーミングサービス=サブスク」とさせて頂きます。

*1<ストリーミング>

インターネット上のメディア(映像や音楽など)をファイルをダウンロードしながら、同時に再生する技術の事です。ユーザーの待ち時間を大幅に短縮できます。動画配信サービスであれば、Youtubeやニコニコ動画もこの方式です。

*2<サブスプリクションサービス>

利用期間に対して対価を支払うビジネスモデルのサービス事で、「定額制」と同じ意味合いで使われることが多いです。

現在世界でのシェア率が一番高いのがスウェーデンの企業が運営している「Spotify(スポティファイ)」、その次が「Apple Music」、国内で人気なのが「Amazon Pime music」「LINE MUSIC」「Google Play MUSIC(YouTube Music)」「AWA」など。

2019年上半期 世界のオンライン音楽ストリーミングの売上

出典:Global Online Music Streaming Revenues Cross US$11 Billion in 1H 2019

各サービスによって、料金、フォローしている楽曲数、音質など異なります。運営会社の国によって少し邦楽多めや、洋楽多めなどの傾向があると思います。

楽曲をアプリ内にダウンロードする事で、ストリーミングで使用される通信料を気にする事なく楽曲を楽しむ事もできます。

筆者は場合は仕事上、楽曲の参考楽曲が邦楽が多い為、サブスクが開始された2015年あたりは「AWA」を使用しておりました。数年使い、他のサービスもだんだん邦楽のラインナップも増えて行った事や、スマートスピーカーの連動、Shazam(シャザム)など、音声認識で楽曲を検出するアプリの連動の利便性を考えて「Spotify」と「Apple Music」に移行しました。

音楽の聞き方の変化

10年前の2010年、筆者の新しい音楽の探し方は、テレビ・ラジオ・有線・雑誌・フェスで気になった楽曲やアーティストをネットで調べて、CD・音源を購入したり、CDをレンタルして音源をPCに取り込み、iPhoneや音楽プレイヤーに入れる形でした。おそらく一般的なルートで「音源を所有する」という考えです。

近年の音楽の探し方としては、サブスクのアプリを立ち上げ、TOP50ランキングや、好きなテーマのプレイリスト、お気に入りの楽曲からAIが検出してリコメンドされたアーティストを聞いてみて、楽曲が気に入れば調べてみるような形が多いです。

まず音楽ストリーミングサービスやYoutubeで楽曲を聞いてみてきっかけを作り、そこから深掘って行く。サブスクやYoutubeにアップされていない楽曲やアーティストをわざわざCDを買って聞こうとする方々はかなり少数派になってしまいました。

スマホから音楽を楽しむ事が圧倒的に多い近年、スマホからBluetoothでスピーカーに簡単に音源を飛ばす事ができ、CDプレイヤーに触れる機会も減っています。

音楽業界で働く筆者でさえも、恥ずかしながら10年前と比べて近年はCDを買う機会が少なくなってしまいました。「音源を所有する」と言う考えから、まず検索して楽曲に触れてみて、本当に気に入ればCDを購入します。

「試しに買ってみよう!」みたいな事はほとんど無く、CDを購入する自分自身のハードルが高くなってしまいました。「大好きなこのアーティストだったらパッケージが欲しい!」とこれまでお布施のようにCDを購入していたアーティストも、気付いたら新譜がリリースされていて、サブスクで聞いてみるとそこまで良くなかったので、買わなくても良くなってしまう事も度々あります。

スマホと音楽マーケット

スマホの普及によって、スマホを持っている方の多くがCDプレイヤーなど特定の機材がなくてもスマホからいろんな楽曲に触れる事が出来きるようになりました。これまでCDなど商品を店舗やオンラインで購入して手にするよりも、物理的に音楽へたどり着くまでの距離がどんどん短くなっています。

このようにリスナーの音楽の聞き方の変化に柔軟に対応して行くことが求められます。音楽を制作する立場である我々も、どのような曲が今のリスナーにフィットして行くのか色々と考えるべきだと感じました。

弊社のホームページの各クリエイターページには、それぞれ近年携わらせて頂いた楽曲をApple Musicのプレイリスト作り、簡単に視聴して頂けます。

(例)大久保薫プレイリスト

Apple Musicに入っていない方でも、スマホやPCで一部分をお聞き頂けます。入っている方であれば、フルで楽曲をお楽しみ頂けますし、プレイリストも登録していただければ、日頃から弊社のクリエイターの楽曲をお楽しみ頂けます。

今後もこのような記事も書かせて頂こうと思います。こちらのプレイリストを聞いて頂き、今後「〇〇という曲のサウンドが良かったので!」とお伝え頂いてご依頼頂くのも大変嬉しく思います。

今後もプレイリストの曲数も過去の作品などもどんどん増やして行こう思いますので、弊社のクリエイターが関わった楽曲で求めていたサウンドが見つかった方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください!

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