BLOG(スタッフブログ)

ダミーヘッドマイク『NEUMANN KU100』を使用した歌物楽曲制作について~レコーディング時の収録方法をご紹介

近年では高音質で録音されたハイレゾ音源や、その高音質の音源をより良く楽しむ為に高性能なヘッドフォン、イヤフォン、プレイヤーが多く発売されており音質にこだわる方も増えてきたと思います。

皆さんこの強烈に印象的なこの顔、ご存知でしょうか?音楽関係の方や、アニメ・声優好きの方はご存知の方も多いと思います。

これは「ダミーヘッドマイク(略称:ダミヘ)」という高性能なステレオマイクです。誰も最初はこれがマイクとは思わないですよね。

ダミーヘッドマイクとは?

掲載している写真のNEUMANN(ノイマン)「KU100」が一番有名なダミーヘッドマイクになります。人間の頭の形をしたマネキンのようなもの(=ダミーヘッド)の両耳の鼓膜の奥にマイクがついており、一般的なステレオマイクに比べても人間の耳の聞こえ方に近い指向性で作られており、本当に耳元で話しかけられているような臨場感のある音声が収録できます。

ダミヘで声優・役者の方々の魅力的な音声を収録した女性向けのドラマCD作品が多くリリースされておりますが、ダミヘで「歌」を収録する『壁ドン!SONG♪』という少し珍しい作品を、弊社で楽曲制作させていただきました!

「Pure Diamond」

歌:若宮契 (CV:森川智之) 作詞:古屋真 作曲・編曲:西岡和哉

「LOVE LETTER」「Dance With Me 」

歌:矢那木朔音 (CV:村瀬歩)作詞:古屋真 作曲・編曲:西岡和哉

ダミーヘッドマイクの収録方法

ダミーヘッドマイクの収録を分かりやすくする、通称「魔法陣」

ダミヘの音声収録の時は、上記の図のようにマイクの顔の正面を①番として、マイクの周りを①〜⑧、マイクの少し外側を⑨〜⑯と番号を振ります(マイクの顔の左耳が③番、マイクの顔の右耳が⑦番) 。

この番号がある事によって、演者の方に動きの指示を伝えやすいようにしています。収録のスタジオを選ぶ時も、マイクの周辺を動きやすい様に少し広めのブースのあるスタジオをセレクトする事が多いです。

今回のようなダミヘの歌の収録の場合、マイクから離れたところで歌唱・演技をして頂いてもオケ(歌以外の音)があるので、あまり効果が得られません。よりマイクの近くで動きを付けた収録が重要になる為、上記に掲載している写真のようにダミヘ自体に番号を振って収録を進めました。

歌い手が移動した際のノイズや歌とオケのバランスに

曲中にダミヘに対して前後左右に移動して歌唱して頂く事で、より臨場感のある歌を録る事ができます。歌い手の方に動きながら歌って頂くのは凄く難しく、いい歌のテイクでも移動している時にノイズが出やすいので、そういった表現以外の部分でも注意をして収録を進めました。

アレンジ作業も歌が入る隙間を意識して、音色選びや音圧を意識して作っております。 ミックスバランスでも、通常の歌モノ作品よりも、歌のバランスを大きくした方がダミヘで収録した臨場感をより表現できるので、歌とオケのバランスは何度も調整して仕上げました。

こちらで、『壁ドン!SONG♪』の楽曲と共にドラマパートの音声も一部聞く事が出来ますので、是非ヘッドフォンやイヤフォンでダミヘの凄さを体感してみて下さい!

関連サイト:irisquartz(アイリスクォーツ)「壁ドン! SONG♪」の記事一覧

ダミーヘッドマイクを使用したオリジナル楽曲制作のお仕事の依頼やご相談などございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください!